コラム5:ちょっと待って!その家具の大きさ、大丈夫?

(アクタスウェブサイトより)

 

家具を買う時はどんなことを重視していますか?
色?デザイン?サイズ?雰囲気?値段?
どれも大切ですよね。
でもやはりまずチェックしたいのはサイズではないでしょうか。
お部屋の大きさに対して明らかに大きい家具は、動線を妨げます。
たまたま見に行ったお店でなんとなく気に入ってしまい、サイズを確認せずに衝動買いしてしまう、ということは絶対に避けなければなりません。
今日はソファを例に、大きさのチェックポイントを解説します。

 

 

1. 外側のサイズ(幅、奥行き、高さ)

 

これは、ソファ以外の家具の場合も言えることなのですが、主にソファを置く場所とのバランスに関わることです。
スペースに余裕があるのであれば、好きなサイズのものが選べますが、
狭いスペースに大きいソファ、とか、逆に広〜いところなのに妙に小さいソファだとバランスが悪いですね。
お部屋の図面があれば、そこにソファのサイズに切った紙を置いてみるとか、お部屋にソファサイズの新聞紙かなにかを置いてみるとか、そんな方法でバランスを確認することもできます。


(大塚家具ウェブサイトより)

 

 

2. 内側(座る面)のサイズ

 

これは、ソファをどのように使いたいか、つまり、ライフスタイルとの関係です。
注意が必要なのは、外形が大きいソファが、イコール座る面積が大きいとは限らないこと。
肘掛部分で幅を取られてしまったり、背もたれ部分が厚みがあって、実際に座る奥行きが狭くなっているという場合もあります。

幅→ 何人で座りたいのか、ということ。
家族の人数や、憩いの時間の過ごし方、お客様が来た時に、どこでどう過ごすか、といったことを考えましょう。

奥行き→ 座面は浅めでしっかり腰掛けて、パソコン作業などもできる方がいいのか、
それとも座るというよりソファに上がりこんでゆっくりしたり、ベッド代わりに使うことが多いのか、によって快適な奥行きが異なります。

背もたれの高さ→ 背もたれが高いソファ(ハイバックソファ)は、長時間ソファに座って映画を観たりするには頭が楽ですよね。
特に年齢層が高いお客様が多い家具店では、いまでもベストセラーだということです。
ただデザイン的にはいまひとつなモノが多いのは否めません。
見た目と機能性を両立させたい場合は、普通の高さの背もたれのものにヘッドレストを差し込むタイプもあります。

床から座面までの高さ→ ダイニングチェアと同じ感覚で立ったり座ったりできる、座面高が40センチくらいのものから、より低くて床に近いタイプまでいろいろです。
高めの方が立ち上がりが楽なので、高齢の方、足腰が悪い方などにはオススメです。
ソファでパソコンを使ったりする場合も、高めが使いやすいでしょう。
一方、座面が低い方がよりリラックス感を感じられるという方もいらっしゃるでしょう。
背もたれや座面の低いソファの方がお部屋の中での圧迫感も少ないです。
見た目と座り心地で総合的に判断して選ぶといいと思います。

肘掛の高さ→ 使い方にもよりますが、肘掛の高さがごろっと寝転んで枕として使えるかどうか、もチェックするといいかもしれません。

 


(アクタスウェブサイトより)

 

 

3. 床〜ソファまでのサイズ

 

これは近年出てきた新しいポイントでしょう!
すなわち、床から座面の下までの距離。そう、お掃除ロボットが入れるかどうか、ですね。
一般的には10センチ以上空いていればOKと言われていますが、お使いのロボットに合わせて確認する方が確実です。
お掃除ロボットを使っていない場合でも、掃除機が入れやすいことを考えると、やはり床下は空いている方がいいかもしれませんね。

 

サイズだけでもチェックポイントはこーんなにたくさんあります!

 

デザインや色に一目惚れしたソファ(やその他の家具類)を見つけても、ちょっと待って!
お部屋に合ったサイズかどうか、冷静にチェックしてから買いましょう!
長い目で見ると、その方が絶対に満足感が高いはずですよ。

 

 

 

            メルマガ購読

私の心に響いたインテリアやそれにまつわるストーリー、
おすすめインテリア商材や、お部屋を快適にするヒントをお届けします。
気軽な読み物として楽しんでいただければ嬉しいです。