有料老人ホームでの父の部屋を大公開

 

昨年12月、私の父は有料老人ホームに入所しました。
母が亡くなって10年近く、私と妹たち2人で交代で訪問してお世話をしてきましたが、転倒が多くなったり、精神的にも不安定になってきたので、以前からショートステイでお世話になっていた施設に入ることになったのです。
今は、姉妹それぞれが10日に1回は顔を見に行っています。

じゃじゃーん!父のお部屋です。

入居者にはそれぞれ個室があります。
父の部屋を2ヶ月ほどかけて整えてきました。カーテンやベッド、大きい丸テーブルはホームからお借りしているものですが、一人がけソファやオットマン、サイドテーブル、チェストを買い揃えました。

床はフローリングでしたが、絨毯を敷きました。
お部屋の凸凹をしっかり採寸して、ぴったりサイズにオーダーしました。
靴を脱いで生活するようになったことで、とても居心地がよくなったと父は喜んでいます。

また、壁が殺風景だったので、以前作って家に置いてあったファブリックボードを持って行きました。父はとても気に入ってくれて、「これは本当にいいねえ」といつも言ってくれます。

 

(ビフォーの写真)

シングルソファは、もともとは背持たれた低めでしたが、頭をしっかり支えてくれるハイバックのものにしました。
手が届きやすい位置にカラーボックスの収納を置きました。
本当はカーテンももっと楽しい感じのものを選びたいですけどね。手すりなどに結構出費が多く、使えるものは使わせていただこうということにしました。

父はほとんどの時間をここで過ごすので、少しでも居心地がよくなるように、気持ちが明るくなるように、と考えました。
 

 

インテリアコーディネーターの役割とは?

 

インテリアコーディネーターというと「空間をおしゃれにする人」と思われる方が多いですが、実際にはそこに生活される方にとっての居心地の良さとは何か、を考えて形にする仕事だと思っています。

インテリアは、おしゃれにして人に見せるもの、ではなく、住む人の心を満たすためのものなのです。

ものが少ない方が好きなミニマリストもいれば、たくさんの好きなものに囲まれて過ごしたい人もいる。
何を優先するかは人それぞれ。なにで心が満たされるかも、千差万別ですよね。

あなたの心を満たすものは、なんですか?
 

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