インテリアにも使いたい、江戸小紋の粋なデザイン

 

先日、所属する神奈川インテリアコーディネーター協会の研究会活動で、富田染工芸さんの工場見学と染め物体験に参加してきました。

富田染工芸さんは、東京染小紋や江戸更紗を中心に、140年以上に亘って伝統の技を継承してきたそうです。

西早稲田にある富田さんの「東京染ものがたり博物館」は、都電の面影橋駅から徒歩2分のところにあります。

年間約3000人の小学生が、ここで染め物体験に参加するそうです。子供の頃からこんな経験ができるなんてうらやましい!

なんとも趣のある建物で、以前住んでいたジャカルタで、何度か訪れたことのあるバティック工房を思い出しました。

 

まずは室内で富田社長からの説明を伺ったあと、いよいよ工房の軒先での染め物体験です。
トートバッグに型を載せた上から染料を塗っていきます。あっという間にできました!
自分のサインを入れて完成です。

 

工場見学では、たくさんの江戸小紋の模様を見せていただきました。
型紙の彫刻、染め、蒸し、水洗い、乾燥といった工程。
昔ながらのこうした技術を守り続けるのはすごいことですね。

 

着物を着る人が減っているということで、着物以外にもファッション小物やインテリア建材への活用が進んでいるということ。

木材はもちろん、ガラスやタイルなどにもプリントできるのだそうです。
洗面所に江戸小紋柄のタイル、なんて、おしゃれですね!

この素晴らしい技術とデザインを後世に残していくために、私たちインテリアコーディネーターも一役買わなければならないと感じました。

 

牛革製品は、経年変化で色がどんどん濃くなっていくそうで、カードケースなどとても素敵だなぁと思いました。

富田染工芸さんのファッション小物は、こちらのサイトでご覧いただけます。
 

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