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人生100年時代と言われます。
その時代、住宅に関してはどんなことを大切にしていったらいいのか。
先週金曜日、6月5日(老後の日、だそうですが)
そんな研究をされている先駆者である
名古屋のインテリアコーディネーターで
大学で教鞭もとられている
松本佳津さんのオンライン勉強会に参加させていただきました。
その名も
ZOOM LABO INTERIOR THINKING2020 100歳住宅®️勉強会
です!
(ちなみに®️とは商標を意味します)
佳津先生にご招待していただいた
90名近くのインテリアコーディネーターが参加しました。
この日は佳津先生の61歳のお誕生日でもありました。
佳津さんはいつもとてもエネルギッシュで若々しく
私の憧れの方です。
ベテランでいわば大御所ですが、
とても気さくなお人柄に多くの人が惹きつけられます。
100歳住宅のためにいまから心がけること
勉強会は、日本の高齢化の現状を理解しよう、というところから始まり
世界の研究から見たインテリアの効果、
100歳までのロードマップからインテリアにできること
機能のこと、医療のこと、
デザインの話、などなど、話題は多岐にわたり、
あっという間の1時間でした。
その中で印象的だったことの一つが
「20ー80の法則」。
いまから20年先のことを見据えて、80%の完成度で、ということでした。
一番大切なのは「いま」。
今の暮らしを一番大切に。
でも、現在の住まいに20年後も住んでいることを考えて、
40代、50代のうちから、100%を目指さず、
80%の完成度で住まいを考えましょう、ということです。
6割以上の人が、自宅に住み続けていたいが、
実は自宅に問題があるのを認識しているのだそうです。
その問題を若いうちから少しずつ解決していくといいのですね。
実家の話
私の父は85歳。
都内の家に住んでいますが、20年以上前に建てた時に
手すりをつけられるように壁補強をするなどしていました。
そして私の祖母が一緒に住むようになった頃に、
実際に手すりをつけたのです。
つまり当時は80%の完成度で、現在父自身のためにも
高齢化に対応した住宅になっています。
私は現在50代ですが、
今住んでいるマンションは20年後も問題なく住み続けることができるかどうか
自分自身のためにも考えていきたいと思います。
インテリアの役割
多くの人ができるだけ長く元気に自立して生活していくことができるために
インテリアが果たせる役割は決して少なくないと思います。
安全・安心のためにも。
健康長寿のためにも。
そしてなにより自分の好きなインテリアの家で生活すれば
気持ちが安定して前向きに生きていくことができるのだと思います。
人生100年を見据えた住まいについて
これからも積極的に学ぶ機会を持ちたいと思います。